こんにちは、章藤いちごです。
宅録ナレーターとして仕事に応募するとき、クライアントさんにどうメッセージを送ったらいいのか迷う方もいらっしゃいますよね。
何を書けばいいのかわからないよ〜!
大丈夫だ、私に任せな
というわけで本日は、仕事に応募する際のテンプレートを大公開しちゃいます。
もちろん、テンプレートは丸パクリOKです!
どんどん使ってくださいね。
また、仕事に応募するまでの流れも丁寧に解説していきますので、テンプレートだけほしいよ〜っていう方は、ぜひ目次機能を使ってください。
冒頭に【テンプレート1】【テンプレート2】と記載してあるので、そこをクリックするとテンプレート部分までジャンプできます。
まずはどの案件に応募するのかを決めよう
「仕事(案件)に応募しよう」って言われたって、具体的にどうやって応募するのか、まだ宅録を始めたばかりの方はよく分からないですよね。
主に仕事に応募する手段としては、
・X(旧Twitter)などのSNS経由
・クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービス経由
・声優オーディションに応募する
などがあります。
これが全てというわけではないのですが、代表的なのはこんな感じですね。
今回は宅録に関して話をしていきますので、SNS経由か、クラウドソーシングサービス経由についてお話していきます。
まずSNSでお仕事を探す際は、検索機能を使って、「声優募集」「ボイスコ募集」のハッシュタグを使って投稿を検索してみましょう。
フリーゲームや動画などに使用するボイスを募集している方がたくさん出てきます。
クラウドソーシングサービス経由でも、たとえばクラウドワークスなら、検索画面に「声優・ナレーション」でソートできる機能があるので、そちらを使うと良いでしょう。
お仕事の案件が表示されたら、実際にどのお案件に応募するかを選びます。
特に、応募条件を満たしているかは必ずチェックしましょうね!
中には、特定の性別のみ、特定の声が出せる方のみ、などといった応募制限が設けられている場合があります。
応募する仕事が決まったら、クライアントがどんな人なのかチェックする
「これだ!」というお仕事を見つけたら、さっそく応募…
…の前に、ちょっと待った!
まずはクライアントさんのプロフィールを見て、SNSならどんな投稿をしている方なのか、クラウドソーシングサービスなら、過去にどんな評価がついているのかをチェックしてみてください。
攻撃的な投稿をしていたり、評価が極端に低かったりする場合、今後お仕事をこなしていく上で問題が発生する場合があります。
フォロワーさん多いし、投稿も問題ないから絶対に大丈夫!
…というわけではもちろんありませんが、少しでもリスクを減らすため、この工程は忘れず行いましょうね。
それと、もうひとつ注意点をお伝えします!
ご自身のSNSのプロフィールに「声優・ナレーター」「配信者」という文字を入れている場合、ライバー事務所を名乗るアカウントから
「うちの事務所に所属すれば誰でも稼げます!あなたも所属しませんか」
「弊社の声優オーディションに参加しませんか」
などといったメッセージが送られてくることがあります。
一見するとおいしいお話ですが、これらの話には乗らないようにしましょう。
というのも、ほとんどが
「稼ぐためにうちのノウハウを受講してください」
「オーディションに合格しましたのでレッスン料を払ってください」
といって、こちらに受講料を払わせるパターンに行きつくからです。
私も何度か経験があります。全部断りましたけどね
詐欺というわけではないのでしょうが、決して安くはないお金がかかる場合が多いですから注意しましょう。
実際に声優募集の仕事に応募してみよう!
さて、それでは今回は、こちらの案件に応募する…ということでお話を進めていきましょう。
【当チャンネルが投稿している漫画動画の声優さん募集!】
男女の馴れ初め話を投稿しているチャンネルです。
動画内のキャラクター、全ての声を担当していただきますので、数種類の声の使い分けができる方が望ましいです。
1本あたりの文字数は6000文字で、長さとしては10分程度になります。
報酬は1本につき、税込1500円です。
応募される方は、以下のご質問にお答えください。
こちらが記載されていない場合は、返信をしない場合もあります。
悪しからずご了承ください。
1:収録するためのマイクは持っていますか?(スマホ、イヤホンマイクでの収録NG)
2:1週間あたり、何本納品可能ですか?
3:数種類の演じ分けが聞ける、ボイスサンプルを添付願います。
動画サイトのリンクなど、DL不要な形式ですとありがたいです。
それでは、皆様のご応募お待ちしています。
もちろんこれはサンプルで、実際のお仕事の案件ではありませんのでご注意ください。
応募メッセージを送る際の注意点
応募する案件が決まりましたので、さっそくクライアントさんにメッセージを送りましょう。
しかし、
応募したいです!採用してください!
とメッセージを送るだけでは、失礼な印象を与えてしまい逆効果です。
正しい送り方をすれば、クライアントさんにも良い印象を与えられるので、それだけで採用率が上がる可能性があるんですよ!
今回は、
・Xのリプライで応募する場合
・ダイレクトメッセージやクラウドソーシングサービスを使ってメッセージを送る場合
この2パターンに分けて、例文の募集要項とともに解説していきます。
それぞれのパターンの解説に移る前に、まずはどちらのパターンにも共通している、メッセージを送る際に大切なことをお伝えします。
・挨拶をきちんとしているか
・自分の名前を名乗っているか
・必要事項は漏れずに記載してあるか
この3つです。
まずは挨拶!これは基本ですね。
初めてメッセージを送る方には「初めまして」、何度かやりとりをしたことがある方には「お世話になっております」と、敬語で挨拶をしましょう。
例外として、普段タメ口で話しているような親しい間柄である場合は、普段通りタメ口でメッセージを送っても問題ないかと思います。
次に、自分の名前をフルネームで名乗ります。
私だったら「章藤いちご」ですね。
ものすごく長い名前の場合は、上の名前と下の名前、どちらかだけでも良いかと思います。
このあたりは臨機応変に。
最後に、必要事項は漏れずに記載してあるか。
案件によって、それぞれ必要事項がある場合が多いです。
たとえば、
「機材は何を使っているか書いてください」
「対応可能な時間帯を教えてください」
「ボイスサンプルを添付してください」
などですね。
今回用意した募集要項だと、
応募される方は、以下のご質問にお答えください。
こちらが記載されていない場合は、返信をしない場合もあります。
悪しからずご了承ください。
1:収録するためのマイクは持っていますか?(スマホ、イヤホンマイクでの収録NG)
2:1週間あたり、何本納品可能ですか?
3:数種類の演じ分けが聞ける、ボイスサンプルを添付願います。
動画サイトのリンクなど、DL不要な形式ですとありがたいです。
ここにあたる部分です。
こちらの記載がないと、
この人は文章をちゃんと読まない人なのかな…?
と、相手に悪い印象を与えてしまいやすいです。
また、記載がない時点で選考から弾かれてしまうことも。
必ず必要事項の漏れがないか、隅々まで文章を読むようにしましょう。
【テンプレート1】SNSのリプライ機能で応募メッセージを送る場合
それでは、実際にメッセージのテンプレートを見ながら、応募のしかたを学んでいきましょう!
まずは、SNSのリプライ機能で応募メッセージを送る場合。
テンプレートはこんな感じです。
初めまして。
〇〇(お名前)と申します。
ぜひご一緒させていただきたいと思い、メッセージを差し上げました。
1:〇〇社のUSBマイクを使用しています。
2:2〜3本の納品が可能です。
3:固定ツイートをご確認いただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。
これで、改行を含めて130文字程度です。
SNSのリプライ機能には文字数制限が設けられている場合が多いですから、なるべく簡潔に書いていきます。
ボイスサンプルのURLを貼ると文字数がオーバーしてしまう場合は、このように「ボイスサンプルは固定ツイートにあります」と記載してしまうのも手ですよ!
締めは「よろしくお願い致します」が無難でいいかなと思います。
書き終えたら、誤字・脱字がないかを再確認し、送信しましょう!
【テンプレート2】DMやクラウドソーシングサービスで応募メッセージを送る場合
次に、ダイレクトメッセージや、クラウドソーシングサービスを経由して応募する場合。
この場合だと、文字制限はほぼないに等しいので、リプライよりもさらに文章を練り込んでいきますよ!
テンプレートはこんな感じです。
初めまして。〇〇(お名前)と申します。
ぜひご一緒させていただきたいと思い、メッセージを差し上げました。
私の強みは〇〇で、〇〇などが得意です。
ぜひ、ご検討いただけますと幸いです。
それでは以下、必要事項を記載させていただきます。
ご確認の程、よろしくお願い致します。
1:〇〇社のUSBマイクを使用しています。後述のボイスサンプルで音質をご確認いただければと思います。
2:週に2~3本の納品が可能です。
3:こちらがボイスサンプルです。
http://〜(ボイスサンプルのURLを貼り付けてください)
それでは、何卒よろしくお願い致します。
リプライのテンプレートとの違いは、得意分野が書かれていること。
もし過去に出演した作品があれば、それもポートフォリオとして記載しておくのがおすすめです!
こちらの情報は、できる限り多く相手に伝えた方が、も安心してお仕事を任せることができるはずです。
あとは先程と同じように、必要事項の記入漏れがないかを確認して送信しましょう。
ここからは返事待ちの期間。催促はせずにじっくり待とう
ここからはお返事待ちの期間になるわけですが、必ずお返事があるとは限りません。
採用者のみ返信をする、という方も多くいますので、お返事を催促することはしないで、気楽に待ちましょう。
もしお返事をいただくことができたら、不採用であった場合でも、必ず返信を送りましょう。
その際は、このようなメッセージが送れるといいですね!
ご検討いただき、誠にありがとうございました。
いつの日か、ご一緒できる機会がありますことを、心からお祈り申し上げます
こちらは一例ですが、このようなメッセージを送ることで、クライアントさんにより好印象をもってもらえる可能性が高まりますよ!
そして、採用の連絡をいただいた場合は、気づいたらすぐ返信しましょう!
採用連絡のメッセージには、台本か、外部チャットツールの連絡先が書かれていることが多いです。
SNSでやり取りしている場合は、引き続きそのSNSで完結することがほとんど。
クラウドソーシングサービスなどを経由して応募した場合、だいたい返信メッセージにChatWorkかSlackの連絡先が書かれています。
必要に応じてこちらも、そのチャットツールに会員登録をして、使えるようにしておきましょう。
さいごに
SNSを見ていると、
挨拶も何もなしに、ボイスサンプルのURLだけ送ってくる人がいた
必要事項が書かれていない人が多い。
ちゃんと文章を読んでから応募しているの?
といったお声をたくさん聞きます。
たとえ本人の演技力が高くても、礼儀がしっかりしていなければ、仕事をゲットするところまではたどり着けません。
それに、一度でもクライアントさんに対して失礼な態度をとってしまうと、それがきっかけで評価が下がってしまうことにもつながります。
そうなると、今後別の仕事に応募したとしても、採用してもらえなくなることだってあり得ます。
そうならないためにも、しっかりと礼儀をわきまえてメッセージを送りましょう。
その際に、今回こちらの記事で公開したテンプレートを活用してくださると嬉しいです!
ではでは、おついちご。